大教会長様講話(立教188年11月号)

 教祖140年祭の年祭活動仕上げの年もいよいよラストスパートの時期になる中、網走大教会に繫がるようぼくをはじめ信者様方々におかれましては、「諭達」の実働に精一杯伏せ込んでおられますこと、誠にご苦労様でございます。
 来年1月26日に迎える教祖140年祭まで、まだ残り107日ありますが、最後まで心引き締めて通らせて頂く為に、現在までの年祭活動を振り返りたいと思います。

 今から遡ること3年前、年祭活動が始まる前年の1月4日、真柱様は年頭挨拶において「私は、道を伸展させるためには、いろいろな意味において、教祖の年祭を勤めることは大切なことであると思いますので、次の百四十年祭は勤めさせて頂きたいと思っているのであります。」とお話し下さいました。
 そして現状の我々の状態に触れられ、「私たちが先人の苦労を忘れ、結果として、教祖が遠くなってしまったというところがあるのではないかと思うのであります。」とご指摘下さいました。

 その後、御本部の秋季大祭で真柱様は「諭達第四号」を御発布下され、一言ご挨拶を下さいました。
 その中では、「年祭を勤めるたびに、勤める人の顔ぶれは多少なりとも変わっていくのであります。その中には当然のことながら、年祭の意味や、どういう気持ちで勤めるのか分からない人もいるのであります。全教が心をそろえるためにも、知らない人は年祭の意味を知り、そして、をやの思いに沿わせてもらおうと積極的に歩む、そういう気持ちになってもらう。そのための材料として、この諭達を利用してもらえればいいかと思います。」とお話し下さいました。

 当時このお話を聞かせて頂いた私は、おやさまが遠くなってしまった我々に、真柱様は「諭達」をもっておやさまに近づかせて頂く3年間してもらいたいという思いではないのかと感じさせて頂きました。

 この秋季大祭の4カ月前に、表統領、内統領先生がみちのともで対談され、その中で、「三年千日が始まる前、いまから掛かっていく。」「教祖百四十年祭の活動を仕切りの良いスタートができるように、今年のうちに準備しなければならないと思います。」との記事を目にし、7月の役員会で役員一同と、来年迎える年祭活動をどうするか、真剣に相談させてもらいました。

 役員の一人一人が真剣に意見を出し合ったことを思い返しますが、今考えるとまだ年祭活動が始まる半年も前から、皆さんよくこんなに気持ちを込めて会議に勤めてくださるなあと思っておりました。

 それから年祭活動の3年間を「教祖のひながたを目標に、全教会心定めの達成」との活動目標を掲げ、初席者、ようぼく、修養科修了、教人の人の心定め完遂に力をいれようとなりました。
 その中でも特に、修養科修了者に力を入れていこうと話がまとまり、ひと月の間に、3回、4回、5回と会議を重ね、現在開催している修養科事前研修会よろこびセミナーへと年祭活動の大きな動きに繫がっていきました。

 現在よろこびセミナーの受講者はおおよそ2年半の間に、150名へ迫る勢いとなっております。
 これもひとえに役員会の皆さんが、2泊3日という内容の中、我が事を後回しに研修会を最優先に勤めて下さったお陰と、また部内教会の会長様や委員部長さんそれぞれの教会に繫がる信者様方が、年祭活動の芯になるこの研修会に真実の心を寄せて下さったお陰と心より御礼申し上げる次第であります。

 役員会はじめ皆さんの真実を親神様、おやさまがお受取り下さった証として、9月の修養科では12名、10月は5名、計17名の修養科生がおぢばで現在伏せ込んでおります。
 本当に親神様、おやさまが大きく働いて下さったのだと、ただただ有難い気持ちで一杯になりました。

 しかし一人一人が無事に修養科を終える12月まで、役員を始め私も気の抜けない毎日が続いております。修養科生の皆さんが無事に終えて下されば、なんと今年の心定め修養科修了者18名を大幅に上回る21名の御守護を頂戴できるわけであります。

 心を定め、その御守護を頂くにはどうすればよいか皆で真剣に談じ合い、そして実行し続けることがどれだけ大きな結果につながるのか、この年祭活動であらためて感じさせて頂きました。これは網走大教会の歴史から考えても相当大きな人の御守護になるのではないでしょうか。

 そして今年、年祭活動仕上げの年が始まり、「諭達第四号」の最後にお示し下さる、「御存命でお働き下さる教祖にご安心頂き、お喜び頂きたい。」とある中で、おやさまにご安心して頂き、喜んで頂くには真柱様が「諭達第四号」で、ようぼくの具体的な実働として、教会に足を運び、ひのきしんに励み、身近なところからにをいがけをし、身上、事情で悩む人々にはお願いづとめをつとめ、病む者におさづけを取り次ぐ、信仰を親から子、子から孫へと引き継ぐとお示し下されているので、これを実行させて頂こうと
 1、教会へ参拝
 2、ひのきしん
 3、おさづけ取次
 4、お願いづとめ
 5、身近な人へ声かけ
 6、子・孫へ一言話し
 この6つを実働の具体例と決め、「仕上げの年 諭達の実動十万件」との活動目標で、現在10カ月が過ぎましたが、定めた10万件は遥かに超え、20万件を超える勢いになっております。

 ある信者さんは、お願いづとめを一日に何度も真剣につとめられ、ある方はすべてがひのきしんと親神様の十全の御守護に感謝され毎日ひのきしんに励み、ある少年会員は毎日学校の校門の前に立ち、友人など全校生徒一人一人に「今日も陽気に」と声をかけているそうです。

 本当に皆さん一生懸命に諭達の実働に励んで下さっております。
 おやさまはどれだけ喜んで下さっているのでしょうか。おやさまは「諭達」の実働を1件つとめる度に、1回づつ喜んで下さっているのではないでしょうか。そうなりますともう20万回近く喜んで下さっていることになります。きっとおやさまは皆さんがされている実働に対して、大きな親孝行として受け取って下さっています。

 いよいよ、年祭活動もラストスパートとなりました。先日世界陸上が日本で行われましたが、どの選手の皆さんも最後の力を振り絞りラストスパートをかけている姿が非常に印象的でした。我々この道を信仰するものも、いよいよラストスパートに入りました。今は気を抜く時期ではありません。もう少しもう少しと、精一杯やり抜くことです。

 真柱様は御本部の祭典終了後のご挨拶で、「心定めがもう少しで達成するところもあれば、全然届かないというところもあるかもしれないが、とにかくやり抜いて頂きたい」という旨のお話をして下さいました。

 また6代会長鈴木邦廣先生は、やりは切るのではなく貫く方がよい。どんなことでもやり切るのではなく、やり抜くことが大切というお話をよくされておりました。まだ、来年の1月26日の年祭までに、おぢばの月次祭はあと3回あります。おぢばへの参拝、教会へ一回でも多く参拝させて頂きましょう。

 ひとことはなしはひのきしん、夫婦そろうてひのきしん、よくをわすれてひのきしん、ひのきしんに精をだしましょう。
 おやさまがお入込み下さるおさづけを一回一回真剣に取り次がせて頂きましょう。
 悩み苦しんでいる人へ心を込め祈りお願いづとめをさせて頂きましょう。
 身近な人に声をかけまずは寄り添わせて頂きましょう。
 子や孫へ神様の話を一日一言は話をさせて頂きましょう。

 まだまだおやさまに近づかせて頂く機会が残り107日あります。「諭達」の実働を台に、本年の心定め初席者51名、ようぼく23名、修養科修了者18名、教人6名の人の御守護達成に向け、1日1日をもう少しもう少しと働かせて頂き、来年1月26日にうれしい心で教祖140年祭を迎えれるよう、ラストスパートをかけ力一杯勤めさせて頂きましょう。

 そして1月26日、おぢばへ帰り、教祖殿へ足を運び、おやさまへ御礼を申し上げさせて頂きましょう。
 ご清聴ありがとうございました。